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校長室より


「シネラリアによせて」

平成24年 3月 7日     
金足農業高等学校長 伊 藤 耕 生


 シネラリア(サイネリアとも)が校長室できれいな花を咲かせている。菊科の多年草で原産地は北アフリカのカナリヤ諸島。冬から春にかけて鉢いっぱいに咲き、この時期を一時華やかにしてくれる。和名はふうきぎく(富貴菊)ふうきざくら(富貴桜)。秋口から生徒達が温室で丁寧に育ててきたものである。
 花びらは5片。中がくぼんで一見10片かと見間違えそうな形だ。色は赤で縁が白い。そして成長の度合いで赤色に農端があって、大きく熟した真っ赤な色から少し小さめの薄い赤、そしてピンク、もっと小さい花びらは肌色をして葉の後ろに隠れるように咲いている。このように文字通りいろいろの花びらがあって見ていて飽きない。そして鉢の中を見ると次々に花芽が出ていて力強さも感じる。
 ふと思ったが、人も成長過程や成長速度がそれぞれで、みんなが同じ色に一斉に咲くことはない。早咲きして色濃く輝く人もいるし、まだまだ成長途中の薄いピンク色で、これから少しずつ色を増す人もいる。
 3月2日は本校の卒業式だった。194名が元気に社会の荒波に向かって旅立った。卒業生には一心不乱と全体を見渡すことそして世の中の流れを感じ取ることの大事さをはなむけの言葉としておくった。どうかこの先、決して他の人と比べて焦ったり自信を失ったりせず、自分のペースでじっくりと人生を耕していってほしい。ここしばらくの成長の肥やしは3年間で蓄えたはずである。それを元手に将来はきれいな花を咲かせてもらいたい。いったいどんな色なのか楽しみに遠くから待つことにする。


「4月のPTA総会でお話しした概要」

平成23年  5月 18日    
金足農業高等学校長 伊 藤 耕 生


 5月のHPは、4月のPTA総会でお話しした概要(平成23年度教育計画)を掲載し、当日ご出席できなかった保護者の方々へのご挨拶とさせていただきます。

 概要
 23年度は、人事異動で石崎國人副校長(能代西:国語)、加納勇教頭(横手:英語)、寺谷隆志事務長(能代西)をはじめ18名の新しい教職員と、200名の新入生を迎え、全校生徒593名、教職員79名で今年度をスタートしました。
 年度初めですので、平成23年度の経営計画をご説明します。
 本校の経営計画の大凡は次のとおりです。経営計画は平成18年度から改善を加えて作成し、実施しているところです。詳しくは本校PHをご覧ください。

*教育目標:『教育基本法の精神に則り、農業教育を通じて広く豊か な人間性をはぐくみ、実践力と創造性に富む人材を育成する』
 学力だけでは社会に出ても十分でないことは言うまでもないことで、最も大事なことは「人間性」をいかに高め、生徒個々の良さをいかに磨き伸ばして、今後の人生に役立てさせるかです。
 「『豊かな心を育む』ことこそ教育の第一の使命だと思う。『豊かな心』の中身はまさに文化であり、何を持って『豊か』か、何を持って『幸せ』かは、教育現場の中から生み出して行く価値観だ」とある方のインタビューにありました。生徒個々の質の高い価値観に裏打ちされた豊かな心を育んで参りたいと考えます。

*教育方針:『自主・ 勤労・感謝』
 本校の校是です。今年度は自主の心をより重視したいと考えています。

*金農三生活信条:『時間厳守・挨拶励行・整理整頓』
 本校教育の基礎ですので全校に徹底していきます。

*中期経営方針
 秋田県の都市近郊型農業高校として、次のような特色のある教育(中期経営方針)を 実現します。
 ① 「豊かな人間性」と「生きる力」を育成、文武両道の実践
 ・時間厳守、挨拶励行、整理整頓の金農三生活信条の実践を通した人間づくり
 ・農場を生かした人間づくり
  ・心に響く道徳教育の推進と充実
  ・清掃ボランティアの実施など、地域への貢献や交流活動を通した 人間づくり
 ・環境問題の解決や社会奉仕活動に向けて自ら主体的・積極的に参画できる人材の育成
 ・文武両道にもとづいた人間形成の実現
 ② 進路実現のための、きめ細かい指導と確かな学力の育成
 ・選択授業、補習、個別指導等を充実させ、きめ細かい指導を実践
 ・学科の専門性を生かした国公立大学や私立大学への進路実現
 ・学科の専門性を生かした公務員やその他の公務員への進路実現
 ・望ましい職業観、勤労観などを涵養するキャリア教育の推進
 ③ 先進的な専門教育を学べる学校、多様な資格がとれる教育
 ・専門性を深化させる研究活動(問題解決学習、プロジェクト学習)の実践
 ・高大連携など教育機関等との連携による教育活動の実現
 ・教育専門監、博士教員らによる専門教育の充実や社会人講師の活用による教育活動の充実
 ・地域の先進的なエコロジカル・アグリハイスクールとして持続可能な循環型社会に向けた環境教育の実践
 ・「農・食・環境・地域福祉」の「金農あぐり交流館」の活用による専門教育の振興と充実
 ・高度な資格取得をめざし、実力養成とスペシャリストを養成
 ・一般的な資格と各学科の専門性を生かした資格取得を奨励・支援
 ・教育上有益と認めた資格には、学修単位として認定
 ④ 学校創立80周年記念継続事業の計画的な運営と事業を通した人間づくり
 ・金農あぐり交流館の計画的な運営
 ・国際交流事業による国際貢献活動の取り組み
 ・創立80周年記念歴史資料館の運営

*目指す金農生像
 ・将来を見据えて、学習にしっかり取り組む金農生
 ・積極的に農業クラブや研究活動、生徒会活動に励む金農生
 ・夢中になって部活動に打ち込む金農生
 ・明るく思いやりを持って地域に生きる金農生
 ・秋田を支え、秋田を元気にする金農生

 また、このような生徒を育てるため、今年度の具体的な指導の要点として、
 1)普通教科は、中学校での学び直しを含めて、「基礎学力を確実にしっかり固める」。   専門教科では「課題研究を充実」させて、工夫と努力で課題や問題を乗り越える力を養わせる。
 2)主体性・自主性を身につけさせる仕掛けや工夫を、部活動を含めた様々な教育活動に少しずつ入れて行く。
 3)生徒のなすべきことには集中して取り組ませ、生徒の良い点を伸ばす。
の3点を行います。更に、コミュニケーションの基本である「読む、書く、聞く、話す」力をつけるために、今年度は生徒全員に週1回課題を出すことにしました。
 教育(エデュケーション)の原義は「引き出すこと」であるといいます。保護者の皆様とともに、生徒に知識や技能やマナーを身につけさせながら、生徒の価値観をより高位に引き上げ、それぞれの良さを引き出し伸ばして参りたいと思いますので、この1年よろしくご協力をお願いします。

「入学おめでとう」

平成23年 4月 11日     
金足農業高等学校長 伊 藤 耕 生


記録的な積雪も嘘のように、穏やかな春の陽射しの中で、ここ「可美しき郷 我が金足」でも木々が芽をふくらます季節になりました。
 生物資源科、環境土木科、食品流通科、造園緑地科そして生活科学科の、各科40名の新入生諸君、入学おめでとう。皆さんは、念願かなって本校への入学を果たし、これから始まる高校生活に大きな期待や夢をもって、心躍る毎日を送っていることでしょう。
 本校では、日々の農業教育を通して「人間性を広く豊かにはぐくみ」、「実践力・創造力に富む」社会に有為な人材を育てることを目指しています。その達成のために、日常の授業や実習を真剣に行うことはもちろのこと、「食・農・環境・地域福祉」の拠点センター「あぐり交流館」を中心に、地域貢献・地域連携・地域共生をコンセプトとして様々な地域との交流を行っています。また、国際理解教育としてマレーシア・ボルネオ諸島での「国際貢献植林事業」を2年に1回のペースで実施し、視野を世界に向け、東アジアや東南アジアとの共存共生についても考える機会を設けています。そして今年度からは、この特色ある活動とともに、原点に立ち返って、農業高校の柱である農業クラブ活動や研究活動の充実を図ることとしました。どうか皆さんのその意欲と活力を、これらの活動や学習に存分に発揮することを期待します。
 本校の校是は「自主」「勤労」「感謝」です。そして「挨拶励行」「時間厳守」「整理整頓」を生活信条に、金農生は日々明るく、しっかり地に足をつけて学習しています。
 「己がじし新しきを開かんと思へるぞ、若き人のつとめなる」(嶋崎藤村)
各自が新しいことに挑戦し、新たな世界を切り開いてゆこうとするのが、若い人のつとめだという意味です。
 この気概を胸に、本校の目指す生徒像
 1)将来を見据えて、学習にしっかり取り組む金農生
 2)積極的に農業クラブや研究活動、生徒会活動に励む金農生
 3)夢中になって部活動に打ち込む金農生
 4)明るく思いやりを持って地域に生きる金農生
 5)秋田を支え、秋田を元気にする金農生 
を具現化する中で、高校生活が充実し、3年後には逞しくそして大きく成長することを祈念して、新入生への激励の言葉とします。

「被災された皆様へ」

平成23年  3月 23日    
金足農業高等学校長 伊 藤 耕 生


 3月11日午後2時46分に発生しました東日本大震災では、関東・東北の太平洋側を中心に、地震と津波により未曾有の災害を被ることとなりました。被災された皆様には、本校生徒、職員一同、心からお見舞い申し上げます。
 この度の地震は、マグニチュード9.0という私たちの想像をはるかに越える大きさで、死者と行方不明者は日を追うごとに増えています。お亡くなりになった方々には、心よりご冥福をお祈りするとともに、今だ行方の分からない多くの方々の無事を願うばかりであります。
 また、避難所では、30万人を越える方々が不便な生活を強いられています。生活物資や燃料が不足する中での集団生活は、不安や精神的な負担も大きいことでしょう。どうかここしばらくは、互いに励まし合い協力し合って頑張ってください。私たちも、皆さんが早く温かく安心な生活に戻れますよう、できる限りのことをして参りたいと思います。
 さらに、福島の第一原発では、事故を鎮めようと身を危険にさらして作業している方々がいます。私たちの命を守るために必死で作業をしています。私たちはただ見守るしかないのですが、どうか怪我なく作業を進めて、一日も早く事故を終息することを願っております。
 この度の震災を機に、人と人との絆が見えてきました。忘れつつあった心の温かさを思い出しました。今こそ互いを思いやり協力し合って、絆を太くすることでこの試練を乗り越えて行きましょう。

「新年のごあいさつ」

平成23年 1月 12日


 皆様、明けましておめでとうございます。今年も本校教育活動へのご支援ご協力をよろしくお願いします。
 さて平成23年「うさぎ年」と言うことで、うさぎにあやかりまして、本校も今年は大きく飛躍する年にしたいと思います。現状に甘んじることなく、進取の気概を持って、時代の流れに即応した農業教育を行うことを肝に銘じて、教育活動を行って参ります。
 少子化が進む中、この10年間で秋田県の高校生は3000人減少するといわれます。そして、経済の落ち込みや農業の今後を思う時に、農業の専門高校としての本校のあり方を考えずにはいられません。
 今年度は本校の将来を見据えて、各科の「学びの魅力」を高め、たくましく、そして心豊かな生徒を育てることで、金農の存在意義をより確かなものにし、地域に発信したいと思います。
  将来見据えて学習に取り組む金農生
  積極的に農業クラブや研究活動や生徒会活動に励む金農生
  夢中になって部活動に打ち込む金農生
  明るく思いやりを持って地域に生きる金農生
  そして
  秋田を支え、秋田を元気にする金農生
を育てて参りたいと思います。
 
 最後に、現在行われています初場所での豪風関、そして1月31日にボクシング世界タイトルに挑戦する三浦隆司選手、お二人のOBの方々のご健闘をお祈りし、あわせて、皆様のこの一年のご健勝を祈念申し上げ、年始のごあいさつとします。

知 恵」

平成22年 10月 25日


 10月14日、秋田市文化会館と県立体育館を会場に、秋田県高等学校産業教育フェアが行われた。第20回を迎えた今年は、午前中に記念式典と記念講演会を行い、午後の研究発表会には中学生や普通高校の生徒を招待して盛大な会となった。
 記念講演会は、「創造のよろこびを伝えたい」と題して、ものづくり支援グループ「マスタークラブ」の理事で、本田技研OBの宮田卓英先生がご講演をなさった。宮田先生のものづくりへの熱い思いが会場いっぱいに広がり、具体的な例を織り交ぜながら丁寧な分かりやすいお話で、生徒にとっては将来技術者として、あるいはものづくりのエキスパートとして生きる思いをより強くする時間となった。

 ご講演で特に印象深かったのは「知恵」と言うことについてである。「私たちは高度情報化社会の中で、膨大な『情報』と高度な『知識』を得ているが、この情報と知識だけではものづくりはできない。現物と対峙して体得できるもの、情報や知識、文章や説明では決して伝えることができない、体験で得られる『知恵』が備わってプロの技術者と言える。」との内容だった。言い換えると、その人なりの経験則がものづくりには不可欠だと言うことだろう。

 考えるに、このことは農業にもいえることである。教科書通りに植え育ててもうまくいくものではない。土作りの工夫やそれまでの経験を踏まえ、その年々の変化に合わせて水や温度管理をしなければならない。ある程度のデータはあるものの、やはり経験なくしては良い農産物は作れない。
 部活動も同じだろう。競技にはそれぞれ基本があってそれを身につけることが重要である。しかし、より技量を高めて良い結果を出すにはそれだけでは不十分である。毎日の練習や試合の中で、自分なりの「よい感触」、「これだというポイント」を体得することが大事になる。大リーグのマリナーズで活躍するイチローは、バッティングで50のチェックポイントがあると聞いたことがある。それはイチローの「知恵」の数々である。

 学校では日々学習活動が行われる。授業でも部活動でも知識に終わらず、それを生かした多くの「知恵」を学び取りながら、より良い自分づくりの努力をしてもらいたい。

「金農生活信条」

平成22年 8月 25日


 私の散歩は、今年で7年目になる。休日の朝に主に歩くのだが、先日こんな事があった。
 その日は朝5時半頃から歩き出して、一時間ほどしてあるスーパーの近くに来た時のこと。そのスーパーの職員駐車場から出てきた若い社員が、すれ違いざまに思いがけなく「おはようございます」とあいさつをしてくれた。年の頃は20代前半、休日のしかも早朝で辺りには誰もいない。休みの日の早朝出勤で、眠いし、普通は他人にあいさつする気分ではないだろうと思うのだが。私も少しびっくりしながらあいさつを返した。

 私がその時とっさに思ったのは、なんとしっかりした会社なんだろうと言うことだった。開店までまだ3時間もあり、客かどうかも分からない顔見知りでもない人にしっかりあいさつをする。そんな細かな気遣いをする社員のいるこのスーパーは、きっとしっかりしたいい会社なんだろうなというのが正直な思いだった。

 あいさつについてもう一つ。本校は農業高校なので、夏休み期間中にも実習がある。作物や家畜の管理、収穫、樹木の剪定などさまざまだ。外出して学校に帰った時、担当職員と本校生とで公道脇の植え込みの剪定実習をしていた。生徒は切り取った枝の掃除役だったが、枝を集めながら時々通る車に礼をしていた。学校前を通る人への生徒としてのあいさつであり、作業が通行の邪魔になることからの礼だと思って、私はそこを通りながら生徒の気遣いに嬉しくなった。

 本校には3つの「生活信条」があり、全校生徒が率先して実行している。「挨拶励行」「時間厳守」「整理整頓」の3つである。「返事は自己の尊厳の主張であり、挨拶は自他の尊重の表出である」という事を読んだことがある。堂々と自信を持って自分を前に出し、また同時に相手を正面から敬意を以て受け止め、社会と積極的にかかわる金農生であってほしいと思う。

「嬉しい出来事」

平成22年 6月 25日


 施設野菜のキュウリにトマトが加わり、なすやピーマンなどの苗、そして今は花卉類と新タマネギが販売の時期を迎えた。春先には緑のなかった畑も、ジャガイモ、サツマイモ、里芋、枝豆、ネギ等々、各種の野菜が芽を出し葉を出し、畑らしい景色になっている。
 所々にクラスや生徒の名前の入った札が立てられて、研究テーマを持って大切に育てているその様子に農業高校らしさを感じる。
 命と向き合い、土によごれ、陽射しに汗をかきながらの実習は、こころを和ませそして豊かにする。机上の活字や数字と葛藤する教室での学習にはない豊富な体験がそこにはある。バーチャルとは対極の、もしかすると私たちが忘れてしまっている大切なものがあるように思える。

 一昨日、事務室に、学校の向かいにある老人施設の方が訪ねてきた。お礼に来たとのこと。
 本校正門横に野球場があるのだが、道路を隔てた向かいにその老人施設があり、一人の老人が車いすで施設を出てしまったらしい。野球部の練習中で、2年生のピッチャー秋山君がランニングをしている時にその老人を見つけ、危険に思って駆け寄り話しかけたがどうも要領を得ない。送って行こうと思うが家がわからず困っていたところ、ふと見た老人のスリッパに向かいの施設の名前を見つけて送り届けたのだそうだ。係の人は老人が外に出たことに気づかず、大変驚き、また感謝していたとのこと。

 思いやりとは人を思いやるだけではいけない。その人の悲しみ、苦しみ、辛さを感じ取り、それを和らげる何かをすることが大事なのだ。時にはじっと見守るのが良い時もあるが、思いを行動に移すことで人は救われ、感謝し、絆がうまれる。

 秋山君の思いやりに金農生の心を見て、その日は嬉しい一日となった。

着任にあたって

平成22年 5月


 4月1日に金足農業高校に赴任しました校長の伊藤耕生です。よろしくお願いします。30年ほど前に、3年間でしたが本校に勤務したことがあり、懐かしさと親しみを持ちながら参りました。
 当時は、農業科、農業土木科、農芸化学科、園芸科、生活科の五つの科があって、定時制もありました。生徒たちは活発で、部活動など課外活動に一生懸命取り組んでいて、特にボクシング部や相撲部が活躍していました(私は社会部の顧問でした)。また、野球部はあと少しで甲子園に手が届くところまで強くなっていました。
 30年前と変わったところは、生徒達の元気のいい挨拶やしっかりした受け答えが以前にまして良くなったこと、そして、都会的でスマートな生徒が多くなった点です。生徒会からは新任の先生方を歓迎して、手作りの菓子(桜餅)をいただきました。そのような細かな気遣いもあって、温かくアットホームな印象も持ちました。また、先生方と生徒が一つになって、目標に向かって懸命に取り組んでいるそんな雰囲気があり、学校全体が進取の気概を持って動いているというのが実感です。

 さて、本校は「学校経営計画」に基づき、全職員の共通理解の下、いろいろな教育活動を行っています。ここで本校の教育目標と教育方針の概略をお話しします。
 教育目標は「農業教育を通じて、広く豊かな人間性をはぐくみ、実践力、創造性に富む人材を育てる」です。つまり本校では人間教育を第一に考えています。
 そして、教育目標達成のために、3つの生活信条「時間厳守」「挨拶励行」「整理整頓」を徹底して身につけさせることにしています。因みに昨年度は142名の生徒が皆勤という素晴らしい結果でした。この「金農三生活信条」は生徒の生活の基本であり、本校がもっとも重視している指導です。この生活信条を定着させることで、確かな学力や校是である「自主・勤労・感謝」を含めた「豊かな心」が身に付き、最終的には、生徒一人一人の進路志望を達成させることができると考えています。
 さらに、「あぐり交流館」を中心に、地域貢献や地域交流あるいはキャリア教育などを行い、学校の枠にとらわれず多様な学習の場を多く設定し、現実社会や地域との結びつきを強めて、地に足の着いた、知力、体力、徳をバランスよく備えた生徒を育てて参ります。
 以上のような基本方針で学校経営を行って参りますので、皆さんのご協力をお願いいたします。


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