研究発表報告書
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1.研究テーマ設定の理由 | ||||||||
私たち草花専攻班は、さまざまな草花、ベゴニア・センパフローレンス、サルビア、マリーゴールド、パンジー、キンギョソウ、ハボタン、八重咲きペチュニア、球根ベゴニア、シクラメン、サイネリアなどを育てていますが、生花は、その命が短くまもなく枯れてしまいます。そこで、どうしたらよいかメンバーで相談しました。「そうだ、ドライフラワーにすれば、きれいな花を長く楽しむことができる。」ということになり、平成14年度は、「Let’ドライフラワー」というタイトルで、ドライフラワー作りに挑戦してみました。 また、平成15年2月には、社会人講師の先生の指導で「フラワーアレンジメント」の講習会があり、草花の飾り方について学びました。 今年度、平成15年度になり、どういう内容で課題研究をやるか、みんなで考えました。その結果、インターネットで紹介されていた花炭同好会の存在がきっかけとなり、私たちも「花炭」作りに挑戦してみることにしました。そして、出来上がった「花炭」を、ドライフラワーと一緒に飾り、「フラワーアレンジメント」に挑戦してみることにしました。 2.実践研究の経過と成果 |
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目的は @ドライフラワ−に適する花を探してみる。 Aドライフラワ−を作る方法には、自然乾燥法やシリカゲル法がありますが、その違いを調べてみる。 B花炭を、さまざまな材料を使って、作ってみる。 C花びらや、葉、実など、種類の違う材料について、それぞれがうまくできるように工夫してみる。 の4点としました。 |
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研究方法(1)
まず、ドライフラワ−の材料にするため、さまざまな草花を育ててみました。 |
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研究方法(2)
次の二つのやり方で、ドライフラワーを作りに挑戦しました。
@花のがくを残して、園芸用のハサミで切る。 |
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さあ、「花炭」作りに挑戦です。
@お菓子などの四角い空き缶を準備します。 |
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F火から降ろし、完全に冷めるまで待ってから蓋を開け、中身を取り出します。冷めないうちに蓋を開けると、空気が入り中の材料が燃えだしてしまうことがあるからです。 G「花炭」の出来上がりです。 Hこれを、あらかじめ作っておいたドライフラワーと一緒に飾り、アレンジメントを楽しむことになります。 |
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今回の「花炭」作りで工夫した点は、材料 をホイルで包み、缶の中に入れるわけですが、ホイルに包む際、材料を本校作物部産のもみ殻に包んでから焼くという点です。 なお、このもみ殻は、くん炭になり役立つことになります。 |
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結果(1) 花の収穫は、満開で収穫すると、ドライフラワー作成途中で花びらが落ちてしまったので、5〜6分咲きで行いました。その結果、作成途中で花びらが落ちたりすることはありませんでした。 |
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結果(2)
自然乾燥法の場合、湿気が多かったせいか、乾燥させたら色がさめてしまい、結果的に失敗が多かった。ただし、センニチコウだけは、成功しました。 |
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結果(3)
「花炭」作りについては、 結果(4) 「花炭」の素材をアルミホイルで包んだわけであるが、その中にもみ殻を入れて焼くと、くん炭の中で焼くことになり、ゆっくりと、むらなく焼けました。結果的に、いいものができました。 |
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以上の結果をまとめてみますと、ドライフラワーの場合、 @素材の花は、満開前のものがいいことがわかりました。 A自然乾燥よりも、シリカゲル法の成功率が高くなりました。 B落ちてしまった花びらは、ボンドなどの接着剤で修復できることがわかりました。
また、花炭の場合 次に、「ドライフラワー」と「花炭」および「花炭」だけのアレンジメント作品を4点紹介します。これを額などに納めて、観賞することになります。 |
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3.今後の計画 | ||||||||
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反省および今後の課題 @初めてドライフラワーを作ってみて、手探りであったので、大変だと実感しました。 A花の収穫時期やシリカゲルの使用量について、とまどうことが多くありました。 Bこれらの経験を生かし、今度はブーケやリースを作ってみたいと考えています。 C花炭は手軽に作れることがわかりましたが、種類ごとに分けて作る必要があります。 D四角い金属の空き箱の中に、さらにジュースの空き缶を入れて焼いてみたが、その回数を増やして成功率を高めたい。 Eできあがった花炭の保存のためのスプレーがあるが、その使用方法の工夫がぜひ必要である。 Fドライフラワーと花炭のアレンジメントを実施してみたが、飾り方の工夫が必要となります。 |
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4.地域社会への貢献の状況(または見通し) ドライフラワーの作成法には、自然乾燥法およびシリカゲル法があったが、これらは器具をそろえるとともに、経験を積めばうまくいくので、学校で地域のみなさんと一緒に作ることも考えている。また、花炭は手軽に作れることがわかったので、この方法をどんどん普及していきたい。 |