生物資源科3年生は、毎年冬に収穫への感謝と卒業を前にして感謝の気持ちを込めて、餅つきを取り入れております。
 昔ならばどこの家でも普通に見られた光景ですが、最近は家庭用餅つき機を使ったり、買ってくるなどして、餅つきを知らずに育った子供が多くなってきていることなどから、せめて農業高校では伝統の風物詩ともいえる餅つきを通して、皆で協力して行なう楽しさも実感させたいと始まったものです。
 蒸しあがった餅米を臼にあけていよいよ餅つきの始まりですが、最初のこね方が分からず様になってなかったり、また杵の重さによろよろする生徒など様々ですが、ようやく搗きあがった餅を丸め自分達が小豆から煮て作った餡や、大豆を炒って挽いた黄な粉をつけ、職員室や事務室などへも届け、自分達も味わいました。
 多くが初体験のような餅つきですが、自分達で搗いた餅の味は格別なようで、大いに楽しんでいました。

〔「腰が入ってないんだよ、腰が」〕〔ふかし加減が大切なんです〕〔狙いを定めてエイヤッ!〕〔みんなでハイ、ポーズ〕